
現在の醸造年度:2023BY(令和5BY)
特定名称:純米酒
ウォッシュチーズにも似た独特の乳酸発酵系の香りとしっとりとした甘旨味が伸びやかに広がり、ピリッと感じる酸と自然酒に近い水酛一段仕込みゆえの穀物の印象をしっかり併せ持ったボリューミーな印象。
かなり個性的ながらもナチュラルな醗酵とはこういうことだと思わせるワイルドな味わいです。
兵庫県内で「日本酒の発祥の地」と呼ばれている庭田神社から採取された麹菌と酵母で造る『庭酒』を、蔵元の敷地内にオブジェとして据え付けられていた甕(かめ)を使って醸造し、搾った後は同じ甕に入れて1年熟成(令和6年3月から熟成)させました。
元々かなり変態的な個性豊かな味わいが、香りも味も何倍もインパクト強くなり、個性が大爆発しておりますので、万人受けは決していたしません!
古から受け継がれた伝統の味わいをご賞味ください。
※本数がかなり限られておりますので、ご購入はお早めに。
※有料試飲はご用意できません。ご了承ください
★庭酒(にわさけ・にわき)とは★
「大神の御粮、枯れて糆生えき。即ち酒を醸ましめて、庭酒に獻りて宴しき。(播磨国風土記 原文)」
≪訳≫
「大神の御乾飯が水に濡れてカビ(=麹)が生えたので、酒を醸させ、庭酒として献上させ、酒宴をした」
清酒醸造に関する最古の記録といわれる、奈良時代初期に編纂された上述の『播磨国風土記』を元に再現した日本酒です。
風土記に記された酒造りの舞台と考えられる、兵庫県宍粟市一宮町能倉に鎮座する庭田神社で採取された麹(もやし)・酵母を用いて造られる。
播磨国風土記編纂1300年記念で兵庫県工業技術センターで、かつての製造法を再現し、飯米と同じ精米歩合90%で、乳酸発酵を行う生酛系酒母、醪は現代の三段仕込みではなく一段仕込みで製造することで、風土記が編纂された当時を感じさせる特徴のある味わいになりました。
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原料米 | 兵庫県産 山田錦 | 精米歩合 | 90% | 使用酵母 | 庭田神社酵母 |
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アルコール度数 | 18% | 日本酒度 | -7.3 | 酸度 | 8.1 |